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ほんとに言いたい大事なことはいつもうまく言えないような気がするのです。
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by misao-s
| 2006-07-21 07:59
| 世迷いごと
あまり交流もなかったのですけれど すごくあたしが一方的に好きだった人が亡くなりました。 いとこの奥さんです。 法事かなんかのときに一度会ったきりなんですけど 当時彼女の下の娘が病気で(ちょっと大変な病気でした) つい下の子にかかりっきり、というような状態だったんです。 すぐ具合が悪くなって泣いてて、みたいな。 で、法事ということもあってほかの大人もバタバタしてるので 上の女の子がひとりぼっちになってしまうので あたしが遊んであげたりしていたんですけども すごくいい子だったんです。 当時5歳ぐらいだったかな。 別に取り立てて可愛らしいというわけでもなく ふつうの女の子なんだけど 見た人みんなの心があったかくなるような とてもいい笑顔で笑うの。 おかあさんが大変なのわかってて 無意識の意識で「おかあさんわたしはだいじょうぶだよ?」って そういってるみたいに見えた。 初対面のあたしにもすごくうちとけて おねえちゃんおねえちゃんて ものすごくなついてくれて そんなに子供好きじゃないあたしも この子は好きだなあと思わせてくれて。 ひとしきり遊んでちょっと用事でその場を離れて 戻ってきたときです。 上の子、みさきちゃんが突然泣きだしたの。 あ、と思ったらおかあさんが飛んできた。 そしたらおかあさん、みさきちゃんを抱きしめて 「ごめんね、ごめんね。おかあさんみさきがいい子にしてるから みさきをかまうの忘れてたよね。みさきもさみしいもんね」 って。 みさきちゃんはわーーって泣いてたけど すぐに落ち着いて泣き止んだ。 すごいなあって思った。 みさきちゃんはなにも言わない子だから あたしにはなんで泣いたかわからなかった。 でもおかあさんにはすぐにわかっちゃった。 なんだかすごくうれしいような切ないような気持ちになって こっそり泣きました。 うちはこういう親子関係では全然ないから あたしがみさきちゃんの立場でもきっとありえなかった。 こういうおかあさんになりたいなあと思った。 あとでおにいちゃんにその話したら あたしの頭をぽんぽんってなでてだまってました。 もっと話してみたかった。 あの時のことを、あたしがすごいって思ったことを 伝えたかった。 命ははかないものだなあってしみじみ思いました。 みさきちゃんはあの頃のあたしと同じくらいの年になっているはず。 きっとあの時のことは覚えてないと思うけど 会うことがあったらその話をしてみたいと思う。 #
by misao-s
| 2006-06-09 12:57
| 日記
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